緑内障は眼圧の上昇により視野が欠ける病気です。
緑内障はかなり進行しないと、視野の欠けを発症していない方の目が補ってしまうため、なかなか気付くことが難しい点があります。
緑内障の治療は目薬による薬物療法が基本です。




■緑内障(りょくないしょう)について

緑内障(りょくないしょう)は眼圧の上昇が大きく影響しています。
眼圧とは目の中にかかっている圧力のことです。
この眼圧によって目の丸い形が保たれています。
眼圧が上がると視神経(ししんけい)が影響を受けてしまいます。
この視神経の障害による病気が緑内障(りょくないしょう)です。

■眼圧上昇の原因

眼圧上昇の原因は、角膜(かくまく)と虹彩(こうさい)の間にある水分の房水(ぼうすい)です。
房水は常に新しく作られて排出されていますが、その流れが悪くなると房水の量が増えて圧力が増えてしまいます。
そのことが緑内障(りょくないしょう)を引き起こしてしまうと考えられています。

■緑内障の症状

緑内障(りょくないしょう)は両目同時に発症することもありますが、多くは片方ずつ発症します。
緑内障の症状としては視野が欠けていきます。
しかし片方の目で発症した場合には、もう片方の目が視野の欠けを補うため気付きにくいということがあります。

■緑内障の見え方

緑内障(りょくないしょう)の初期には、中心のやや外れたところに見えにくい場所が出てきます。
しかしこの段階ではなかなか気付くことは難しいです。
症状が少し進行して中期になると、見えにくさに気付いて眼科を受診する人もいますが、まだ気付かないことが多いです。
さらに進行して重症化すると見える範囲が狭くなり、視力も悪くなります。
日常生活に支障をきたしてようやく緑内障(りょくないしょう)に気付くことが多いです。

■緑内障チェック法

B4ぐらいの紙を用意します。
真ん中に黒い●を書いて、隅の方にちらばるように「○ △ ■ ×」の4つのマークを書きます。
その紙を30cmぐらいの距離から始めます。
まずは左目を隠して右目からおこないます。
真ん中の黒い●をずつと見つめ、周辺のマークも見えるかをチェックします。
そして黒い●を見つめたまま紙をゆっくり回転させ、周辺のマークが見えているかをチェックをします。
反対側も同様に行います。
あるはずのマークが動かす場所によって見えたり見えなかったりすれば、視野が欠けていて緑内障(りょくないしょう)の可能性があります。



■緑内障の検査

 ・眼圧検査:正常眼圧は10~20mmHg
 ・眼底検査:視神経の状態を調べます
 ・視野検査:見えにくい範囲を調べます

眼圧には個体差と日内変動があり、1回だけの眼圧検査では見逃されてしまうことがあります。
個体差では、その人にとって健康な状態の眼圧が元々低いために、その数値が上昇しても検査で正常であれば異常とは判定されなくて見逃されてしまうこともあります。
眼圧は1日の中でも変動しているため、測る時間帯によっては異常が見つかりません。
正確に検査するためには検査入院が必要な場合もあります。
眼底検査では視神経の集まっている視神経乳頭の状態を調べます。
大きさや形、深さなどを観察し、緑内障の診断や進行状況を把握します。

■緑内障になりやすい人

 ・血縁者に緑内障の人がいる
 ・低体温、低血圧、冷え性の人
 ・中等度以上の近視の人

■緑内障の治療法

緑内障の治療は目薬による薬物療法が中心になります。
主に使う薬としては、房水の排出を促すプロスタグランジン関連薬を使います。
ただし効果が十分ではない場合は、その他の薬も併用します。

■正しい目薬のさし方

 ・まつ毛に触れないようにさす
 ・たらすのは一滴
 ・まばたきをしない
 ・5分間目を閉じる

■緑内障の名医(2012年9月時点)

兵庫医科大学 教授 眼科
三村 治(みむらおさむ)先生

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