団塊世代は多くの喪失体験を経験しているためうつ病が生じやすくなります。
団塊世代のうつ病は認知症と症状が似ているため、うつ病と認知症の両方の視点を持って対処することが大切です。




■団塊世代のうつ病

うつ病は女性に多く、特に60代70代という団塊の世代が最も多いとされています。
男性では40代がピークですが、60代70代でも少なくありません。

■団塊世代のうつ病に気付くのが遅れる理由

・普段会う人が少なくなる
・我慢してしまう
・他の病気と勘違いする
・年齢のせいだと思う

■うつ病と認知症の共通点

・意欲の低下
・物忘れ

■団塊世代のうつ病の見極めポイント

●仮性認知症(かせいにんちしょう)
本当に物忘れをしているのではなく、ぼーっとしたり、注意力が落ちたり、本当は忘れていないものが取り出せないという症状です。

●一ヶ月以上不眠が続く
うつ病の場合、眠れないということを本人が辛いと感じます。

●喪失体験(そうしつたいけん)
・健康の喪失
 病気で健康を失う、若い頃に出来たkとが出来なくなる。

・社会的役割の喪失
 退職したり、会社を辞めるなど。

・大切な人の喪失
 夫・妻・友人を亡くす、子供が巣立って行く、子供が別居する、転居するなど。

団塊世代は何かを失うことをきっかけにして、うつ病の症状が出てきます。
認知症の場合は、何時とはなしに物忘れが進行していきます。
経過をみると違いが見えてくることが多いです。
全くきっかけがなくてもうつ病になることもありますが、何らかのきっかけとつながっているのが団塊世代のうつ病の特徴ともなっています。

■うつ病のサイン

●本人が気付くサイン
 ・よく眠れなくなる
 ・食欲がなくなる
 ・疲れやすい
 ・これらの症状が2週間以上続く

●周りが気が付くサイン
 ・痩せてくる
 ・口数が少なくなる
 ・ため息が多くなる
 ・飲酒量が多くなる

団塊世代は様々なきっかけとなるような喪失体験を多く経験しています。
そのためうつ病も生じやすいので、認知症とうつ病の両方の視点を持って考えることも大切です。

■団塊世代のうつ病の治療法

・薬物療法

・精神療法

・認知療法

・対人関係療法
  休養、定期的運動、友人作り、コミュ二ティへの参加など

・修正型電気けいれん療法
  脳に電気刺激を与えます