腎機能が60%以下で3ヶ月以上続くと慢性腎臓病に、腎機能が15%を下回ってくると透析や腎臓移植が必要になります。
クレアチニンで腎臓の状態を知り腎臓が悪い状態だということを認識し、食事と運動で腎機能の低下を防ぐことが大切です。
また教育入院で腎機能の低下を防ぐことも大切です。
現在腎臓を再生させる薬はありません。




■腎臓(じんぞう)について

腎臓は血液の中に流れている老廃物を尿として排出しています。
その一方でタンパクなど体に必要なものは再び体に戻します。
しかし腎臓が傷つくと、ろ過の能力が低下し、本来出て行かないタンパクが尿へと漏れ出してしまいます。
つまり尿に表れたタンパクが腎臓の機能低下のサインともなります。

■腎臓の役割

腎臓は体内の老廃物を尿として出し、逆に必要なタンパクは尿に出さないようにするフィルターの役割をしています。
他にも水分やミネラルの調節など、体内環境を整える役目をしています。
腎臓は単なるフィルターではありません。

■慢性腎臓病

腎機能が60%以下を下回って、その状態が3ヶ月以上続くと慢性腎臓病と診断されます。

■透析・腎臓移植

腎機能が15%を下回ってくると透析や腎臓移植が検討されます。

■クレアチニンで腎臓の状態を知る

腎臓では体に不要な老廃物をろ過し、尿として排泄しています。
この老廃物の一つがクレアチニンです。
腎臓がきちんとろ過していれば血液中のクレアチニンの量は増加しません。
しかし腎臓が傷付くと尿へ出て行くクレアチニンが減り、その分血液中のクレアチニンがどんどん増えていきます。
つまり血液中のクレアチニンの量が多い程、腎臓の能力が落ちていることになります。
通常、腎臓の能力は年齢とともに自然と衰えていきます。

■腎臓が悪い状態だということを認識する

腎臓病と診断されたら、朝昼晩の食事量や何を食べたかを記録し、成分表で食事の成分を調べ、自分の食事の中身を知ることにより食事を改善します。
特に注意が必要なのが塩分量です。
塩分を摂り過ぎると高血圧につながり、腎臓病を悪化させてしまいます。
食事によって塩分を減らし、肥満を改善し、さらに運動を続けていくことが大切になります。
まずは腎臓が悪い状態だということに気付くことが重要です。
そして食事と運動で腎臓の機能を維持することが大切になります。
食事と運動は腎臓病が重くなるにつれ重要性が大きくなっていきます。

■腎臓の毛細血管が壊れ腎臓病に

腎臓は毛細血管の集まりです。
糖尿病や高血圧になると毛細血管が次々と壊れていき、血液の流れが悪くなります。
その結果、腎臓の働きが低下してしまいます。 糖尿病や高血圧は腎臓の大敵です。

■教育入院で腎臓の機能維持

教育入院とは1週間病院に入院して、実際の腎臓病の食事を体験したり、病気について正しい知識を知ることができます。
生活習慣を背景とした病気は、学習をして選択することも大事です。
1週間やればいいということではなく、教育入院をきっかけに注意していくことによって腎臓の機能維持の効果が期待できます。
教育入院の費用は1週間で約30万円ほどで、自己負担は3割負担の場合で9万円ほどです。

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