かすれ声は声を出す声帯に異常が起きて発症。かすれ声の原因には声帯の炎症、声帯萎縮、声帯ポリープ、喉頭癌、喉頭麻痺などがあります。かすれ声の予防法としては痛めない、禁煙、無理な声の出し方をしない、会話や発声により適度に声を出すなどがあります。




■声帯(せいたい)について

私達の声帯(せいたい)は喉仏の少し下にあります。
声帯は左右にあり、粘膜に覆われています。
呼吸をする時は開いて声は出ません。
声を出そうとする時、声帯は閉じた状態になっています。
閉じた状態の声帯を空気が通過すると、声帯が振動して声が出ます。
声帯に何らかの異常が起こり、きちんと閉じなかったり、上手く振動しなかったりすると声がかすれる事があります。
声を出すとき声帯は閉じて細かく振るえています。
1秒間におよそ100回~400回動くことで声が出ています。

■かすれ声の原因

・声帯の炎症
・声帯萎縮
・声帯ポリープ
・喉頭癌
・喉頭麻痺

かすれ声は声を出す声帯に異常が起きて発症します。

■声帯の炎症がかすれ声の原因

声帯の炎症は、カゼや声の使い過ぎにより起こります。
多くの場合1~2週間で良くなります。

■声帯萎縮がかすれ声の原因

声帯は筋肉でその上を粘膜が覆っています。
老化などによって筋肉が萎縮すると、声帯が薄くなってきます。
すると声帯の間に隙間が出来てかすれ声になってしまいます。

●声帯萎縮の予防法
声帯萎縮の予防法としては、お腹に力を入れて発生する方法があります。
声帯の周りには声帯を開け閉めする筋肉が何本かあります。
お腹に力を入れて発生することで菌行くを鍛えることが出来、声帯を閉じる力を強くすることが出来ます。

■声帯ポリープがかすれ声の原因

声帯ポリープは、カラオケや演説などで大きな声を出す人に多く見られます。
声を使い過ぎることで声帯に炎症を起こし、声帯の粘膜の血管が破れて内出血を起こして声帯ポリープが出来てしまいます。

●声帯ポリープの治療法
声帯ポリープの治療法としては、沈黙療法、薬物療法、音声療法、手術療法があります。
早期の声帯ポリープでは手術療法以外の治療法を行います。

●沈黙療法:数週間声を出さない治療法。

●薬物療法:消炎薬の投与やステロイドホルモンの吸入による治療法。

●音声療法:声の出し方を矯正してのどにやさしい発声法を身につける治療法。

●手術療法:喉頭顕微鏡下手術があります。
口から金属の筒を挿入し、顕微鏡を使って声帯ポリープを切除します。



■喉頭癌がかすれ声の原因

喉頭癌があることで声帯がスムーズに振動しないことで かすれ声になってしまます。
喉頭癌は形が不規則で白いかさぶたのようなものがかぶっているのが特徴です。
喉頭癌の95%以上は喫煙者に発症し、50歳以上の男性に多く見られます。
またアルコールも喉頭癌の原因になります。
アルコールが粘膜を傷つけて喉頭癌が出来ることがあります。
早期には、かすれ声や異物感があります。
長い間放置していると、血の混じった血痰(けったん)やノドのしつこい痛み、息苦しさなどが起こってきます。
1ヶ月以上、かすれ声やノドの違和感が続くような時は早めに医療機関を受診することが大切です。

●喉頭癌の治療法
喉頭癌の治療法としては、手術療法、放射線療法、化学療法などがあり、単独で行ったり組み合わせて行ったりします。
早期であれば部分的に喉頭を切除します。
この段階であれば声を出す機能は温存されます。
しかし進行した場合は喉頭全てを切除し、声帯を使った声を出す機能は失われます。
近年では進行した場合でも、放射線療法や化学療法で出来るだけ声帯を温存する治療が行われています。

■喉頭麻痺がかすれ声の原因

喉頭麻痺では声帯に直接原因はなく、声帯を動かす神経に問題があります。
声帯を動かす迷走神経が頭の中から下りてきて、首の周りを下りて、いったん胸の中に入って声帯にいっています。
その神経がどこかで病気や外傷などで障害されることで喉頭麻痺が起こります。
脳腫瘍、肺癌、食道癌なども喉頭麻痺の原因になります。

■声帯持続時間

声帯に異常がなければ10秒以上「あー」と声を出すことが出来ます。
しかし喉に異常があり隙間があると息が漏れてしまい10秒以上声が続きません。

■かすれ声・声帯の異常の予防法

・声帯を痛めない
・禁煙
・無理な声の出し方をしない
・会話や発声により適度に声を出す

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