めまいは自分や周囲が動いていないのに動いているように感じる異常な感覚。よろよろするめまいに加え、ろれつが回らない、手足や顔にしびれや麻痺がある、激しい頭痛、意識低下などの症状がある場合は、脳出血や脳梗塞による危険なめまい。耳鳴り、めまいに加え音が聞こえ難いなどの聴覚症状が伴う場合は突発性難聴・メニエール病によるめまいです。




■めまいのメカニズム

めまいとは、自分や周囲が動いていないのに動いているように感じる異常な感覚です。
体のバランスが多少なりとも崩れることで起こってきます。
体のバランスを保つため必要な情報は、目・耳・全身の関節や筋肉でキャッチされ、これらの情報は全て脳に送られます。
そして脳で集まった情報を整理統合して、また体のそれぞれの部分へ指令を出すことで、視野や姿勢を安定させたり、自律神経を通して血圧のコントロールを行ったりして全身のバランスを保っています。
このネットワークのどこかに異常が生じると、体のバランスを保つ機能に支障をきたしてしまい、めまいを起こしてしまいます。

■めまいの原因

●脳の異常
脳出血(のうしゅっけつ)や脳梗塞(のうこうそく)など

●耳の異常
突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)、メニエール病など

●自律神経の異常
立ちくらみのようなめまいが特徴で、起立性低血圧(きりつせいていけつあつ)の状態になります。 若い女性に多いのも特徴です。

●その他の原因
ストレスにより精神的な問題、生活習慣病による動脈硬化など循環が悪くなってめまいが起こることもあります。
糖尿病、動脈硬化、高血圧があると、脳の循環障害を起こしめまいを起こす場合があります。

■脳出血・脳梗塞による危険なめまい

めまいがして足元がよろよろしてつまずいたり、転んだり、立ち上がることも出来ないということもあります。
よろよろするめまいに加え、ろれつが回らない、手足や顔にしびれや麻痺がある、激しい頭痛、意識低下などの症状がある場合は、脳出血や脳梗塞による危険なめまいの可能性があります。

■突発性難聴・メニエール病によるめまい

耳鳴り、音が聞こえ難いなどの聴覚症状が伴うめまいです。
耳に問題がある めまいの可能性が非常に高いです。
耳が問題のめまいの場合は、耳の奥の部分が関係しています。



■めまいと三半規管(さんはんきかん)と蝸牛(かぎゅう)

耳の奥には三半規管(さんはんきかん)があります。
三半規管(さんはんきかん)とは、体が回転してバランスをとって倒れないようにするために大切なセンサーです。
この三半規管(さんはんきかん)に異常が生じると、めまいが起こります。
三半規管につながっているかたつむりのような形をしているのが蝸牛(かぎゅう)で、音を感じるセンサーです。
蝸牛(かぎゅう)に異常が生じると、耳鳴りや難聴など聴覚の問題が出てきます。
めまいに関係する三半規管(さんはんきかん)と聴覚に関係する蝸牛(かぎゅう)がつながっているために、めまいが起こる時に聴覚にも異常が起きることが多くなっています。

■突発性難聴について

突発性難聴では目が回るようなめまいを起こします。
様々な音域の難聴が起こります。
めまいは1回で治まります。
1週間以内に治療を受けないと難聴が改善しないことがあります。

■メニエール病について

メニエール病では目が回るようなめまいを起こします。
低音域の難聴が起こるのが特徴です。
めまいがいったんおさまっても繰り返すのが特徴です。
めまいを繰り返すうちに慣れてしまって受診が遅れる場合があります。
めまいを繰り返す度に難聴が悪化していく場合がああります。

■めまいの症状を和らげる薬

●抗めまい薬
神経の興奮を抑えて、めまいや吐き気を抑えます。

●制吐薬
めまいによる吐き気を抑えます。

●抗不安薬
不安を和らげることで症状を和らげます。

■まめい対策

●めまいの日記を付ける
めまいが起きた時の天気、めまいの程度、随伴症状、生活状況、気付いた事などを日記に記しておき、これによりめまいの傾向を知ることが出来ます。

●ストレスを溜めない
めまいの前兆を感じた時は、我慢し過ぎていないか?がんばり過ぎていないか?など自分の状況を客観的にみて、気分転換する機会を作ったり、疲れがあれば休むなどして上手にストレスをコントロールしていくことが大切です。

●血行改善で耳の働きを良くする
血行が悪化すると耳の機能が低下して、めまいを起こしやすくなってしまいます。
有酸素運動、入浴、適度な飲酒、禁煙などで血行を改善することが大切です。

●塩分を控え、ビタミンB12を摂取する
ビタミンB12は末梢神経の代謝を改善してくれます。
ビタミンB12が含まれる食材には、イワシ、サンマ、サバ、カツオ、レバー、アサリ、シジミなどがあります。

●脳の代償機能
めまいを起こすような運動を積極的に行うことで、めまいに慣れるようにします。
脳が耳の障害を補うように働いて、めまいが起こりにくくなります。

■めまいの名医(2012年8月時点)

東京医科大学 教授 耳鼻咽喉科
鈴木衛(すずきまもる)先生

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