白内障は水晶体が白く濁ってしまう目の病気。白内障の原因は加齢で、その他にも糖尿病や紫外線の影響もあります。水晶体の周りから濁るのが皮質白内障で、水晶体の中心から濁るのが核白内障です。白内障は手術をすれば治ります。




■白内障(はくないしょう)について

白内障(はくないしょう)とは、水晶体(すいしょうたい)が白く濁ってしまう目の病気です。
濁った水晶体には赤や黄色の色素が沈着しているため、多くの人はオレンジがかって見えています。
特に白い車などは分かりづらく、動いている物は認識が遅くなってしまいます。
昼は黄色系の色が見えにくく、夜は青色系の色が周囲と同化して見えにくくなります。
白内障(はくないしょう)は認識できる色が限られてしまいます。

■水晶体(すいしょうたい)

水晶体(すいしょうたい)は、外から入ってくる光を屈折させ網膜に像を映すレンズの役割をしています。
水晶体(すいしょうたい)が濁ってしまうのが白内障(はくないしょう)です。

■白内障(はくないしょう)の原因は加齢

白内障(はくないしょう)の一番の原因は加齢です。
50歳ぐらいで白内障(はくないしょう)は始まり、大体80歳ぐらいまでに全員が白内障(はくないしょう)になると言われています。

■白内障(はくないしょう)のメカニズム

水晶体(すいしょうたい)は透明な細胞から出来ていて、規則正しく配列されています。
しかし加齢によって細胞が壊されていくことで濁りが生じます。
一度壊れた細胞は元に戻りません。

■糖尿病と白内障(はくないしょう)

糖尿病から白内障(はくないしょう)が起こることもあります。
血糖値が高くなると、水晶体の中に糖から生成されるソルビトールという物質が蓄積し、濁りの原因になります。



■紫外線と白内障(はくないしょう)

紫外線が目の中に入ってくると水晶体の中のタンパク質が障害されます。
長年紫外線を浴び続けていると日焼けで皮膚の細胞が傷つきます。
これと同様に水晶体の細胞も傷ついてしまいます。
すると真っ直ぐに光が通過せず見えにくくなってしまいます。
そのため出来るだけサングラスをかけたり、帽子をかぶったりすることが白内障(はくないしょう)の予防に大切になります。

■白内障(はくないしょう)チェック

1:光がまぶしく感じる
2:物が2重・3重に見える
3:眼鏡を替えても視力が上がらない
4:色の区別がつきにくくなった
5:近くが見えやすくなった

一つでも当てはまれば白内障(はくないしょう)の可能性があります。

■皮質白内障(ひしつはくないしょう)と核白内障(かくはくないしょう)

白内障(はくないしょう)は、水晶体の周りから濁る皮質白内障(ひしつはくないしょう)と、水晶体の中心から濁る核白内障(かくはくないしょう)があります。
光がまぶしく感じたり、物が2重・3重に見えたり、眼鏡を替えても視力が上がらないという症状は、多くの人がなる皮質白内障(ひしつはくないしょう)の症状になります。
色の区別がつきにくくなったり、近くが見えやすくなったりする症状は、核白内障(かくはくないしょう)の特徴です。

■白内障(はくないしょう)の手術

白内障(はくないしょう)は手術をすれば治ります。
昔は目に注射をしていましたが、今は点眼麻酔のみで行います。
日帰り手術も可能となっています。

●単焦点レンズ
近くか遠くか、片方を選びます。
片眼手術、保険適応3割負担で約5万5千円。

●多焦点レンズ
近くても遠くても見えるレンズです。
片眼手術、保険適応外で約40万円

■白内障(はくないしょう)の名医(2012年8月時点)

三井記念病院 眼科部長
赤星隆幸(あかほしたかゆき)先生