脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)は脳の興奮が収まらない状態が続く病気。原因不明のめまい・耳鳴り・不眠に子供の頃の片頭痛や腹痛があると脳過敏症候群の可能性があります。脳過敏症候群は片頭痛を放置した結果の成れの果ての症状。




■脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)について

脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)とは、脳の興奮が収まらない状態が続く病気です。
通常脳は何らかの刺激で興奮しても次第に平静を取り戻します。
しかし脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)になると、刺激がなくなってもずっと脳が興奮し続けてしまいます。
その興奮状態は、一度始まると最大で72時間、3日間も続くと言われています。
この異常な興奮状態が、激しいめまい、おさまることのない耳鳴り、不眠という不快な症状を引き起こしてしまいます。

■脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)の症状

 ・めまい
 ・耳鳴り
 ・不眠

普通は、ある特定の光や刺激で脳の後ろだけが興奮しますが、脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)が起こると興奮が脳全体に起こり、ひどい場合は1週間ほど症状が取れないこともあります。
脳の興奮は光の刺激をきっかけに、目から視神経を介して後頭葉という人間のスクリーン部分から始まり、その興奮症状が脳の横の方、前の方、全体に広がってしまいます。
脳の横の方がちょうど音の中枢になり、この辺りに興奮が広がると耳鳴りが起こります。
さらに前の方まで興奮が広がると夜寝られなくなって不眠の症状が起こります。
チカチカした光は脳を興奮させやすいと言われています。
暗い中で光の刺激を入れると、後頭葉が瞬間的に興奮しやすくなります。
携帯電話を寝床の中でやったりするのは一番良くありません。

■脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)の原因

脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)は、もともと片頭痛を持っている人、あるいは片頭痛の家系の人、片頭痛体質の人が、片頭痛(へんずつう)を放置することにより、加齢とともに除々に脳が興奮しやすくなっていきます。
つまり片頭痛を放置した結果の成れの果ての症状とも言えます。

■緊張型頭痛、群発頭痛、片頭痛

頭痛には大きく分けて、緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)、群発頭痛(ぐんぱつずつう)、片頭痛(へんずつう)の3つのタイプがあります。
ストレスや筋肉の緊張などが原因と言われる緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)。
血管の拡張や炎症などが原因と言われる群発頭痛(ぐんぱつずつう)。
睡眠中でも激痛で目を覚ますほど痛みます。
片頭痛(へんずつう)はズキンと脈打つ様な頭痛で、めまいや吐き気を伴うことが多く、頭や体を動かすと痛みが増すのが特徴となっています。



■片頭痛と脳過敏症候群との関係

人の体は、顔から頭にかけて太い神経が集まっています。
これが三叉神経(さんさしんけい)です。
この三叉神経(さんさしんけい)は、頭の中の血管のまわりを覆うようにして伸びています。
通常血管は、収縮と拡張を繰り返すことで血液の流れが一定になるように調整しています。
しかし脳が興奮すると、血管の収縮力が弱まり膨らんでしまいます。
膨らんだ血管が神経を刺激し、ズキンとした痛みを発生します。
これが片頭痛が起きる仕組みです。
その痛みを市販薬などで抑えるだけで根本的な治療をしないと、痛みは消えても脳の興奮だけが残ってしまいます。
そしてこの脳の興奮が脳過敏症候群を引き起こすと考えられています。
原因不明のめまい、耳鳴り、不眠は、放置し続けた片頭痛の成れの果てとされています。

■子供の頃に片頭痛や腹痛がある人は脳過敏症候群の可能性がある

原因不明のめまい、耳鳴り、不眠が起きる人で、子供の頃に片頭痛がある人は脳過敏症候群の可能性があります。
片頭痛は血液中に含まれる神経伝達物質のセロトニンが様々な要因で増えることで引き起こされると言われています。
セロトニンの不具合によって血管がいったん収縮すると、その反動で血管が膨らんだとき周りの神経に触れて片頭痛が起きるとされています。
このセロトニンは脳の他にも小腸などにも多く存在しています。
子供の脳は大人に比べて未発達のため、セロトニンの不具合による痛みはあまり出ません。
一方で子供の小腸にはセロトニンの不具合から起こる痛みがはっきりと出てしまうとされています。
つまり子供の頃の腹痛は片頭痛の症状の場合があります。
大人になって、めまい、耳鳴り、不眠で悩んでいる人で、脳過敏症候群かどうかは、子供の頃に片頭痛や腹痛があったかどうかを思い出してみましょう。

■脳過敏症候群の危険性チェック

子供の頃の状態を思い出してチェックします。
 ・低血圧気味
 ・乗り物酔いをしやすい
 ・アレルギー疾患や喘息になった事がある
 ・2親等以内の家族に片頭痛の人がいる
 ・落ち着きがない
 ・寝言を良く言う
 ・寝相が悪い
 ・就寝中に歯ぎしりをする

3個以上当てはまった人は、子供の頃に片頭痛をすでに患っていて、脳過敏症候群になってしまう可能性があります。
3つ以上当てはまり、現在めまい、耳鳴り、不眠の症状があると、脳過敏症候群の可能性があります。
脳過敏症候群かどうかは、脳波の計測で分かるそうです。

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