ドライアイは私達の生活習慣や環境などが大きく関係しています。ドライアイは、目が乾くだけではなく、目の表面に傷が出来たり、目を開けていられないほど強い痛みを感じるなど様々な症状が出てきます。




■ドライアイ

ドライアイは目が乾いて目の表面に傷が付く病気です。
目の表面は涙と細胞から出来ています。
涙が乾いてしまうと細胞がひからびて傷になってしまいます。
涙は細胞や黒目を保護してくれています。
目が乾いてしまうと、まばたきも摩擦を引き起こして、目に傷を増やしてしまいます。

■ドライアイの名医(2012年6月時点)

京都府立医科大学 眼科 教授
横井則彦(よこいのりひこ)先生

■涙の主な役割

 ・乾燥を防ぐ
 ・まばたきの摩擦を減らす
 ・傷を治す
 ・感染を防ぐ
 ・栄養補給

ドライアイになると涙に異常が起こります。
ドライアイには、涙の分泌量減って起こる場合と、涙の蒸発が増えることにより起こる場合があります。

■涙について

涙はただの水分ではなく、3つの成分から成っています。
目の表面は、目、涙層(えきそう)、油層(ゆそう)となっています。
目の表面で作られて、涙層(えきそう)まで広がっているのがムチンという物質です。
ムチンは目の表面に涙を広がりやすくする働きがあります。
涙層(えきそう)にある水分は目の傷を治したり、感染を防ぐ成分が含まれています。
一番外側の油層(ゆそう)の油は、水分の蒸発を防いだり、涙を広げる役割をしています。
涙層の水分は、まぶたの奥にある涙腺(るいせん)から出ています。
油層の油は、まぶたの上下のまつげの内側にあるところから出ています。
涙は私達がまばたきをする度に出てきますが、余分な涙は目頭(めがしら)にある涙点(るいてん)から排出され、涙を調度よい量に調節しています。



■ドライアイの症状

 ・目が乾く
 ・目の違和感
 ・目がゴロゴロする
 ・目が疲れる
 ・目が痛い
 ・物が見えにくい
 ・目の充血
 ・涙目

ドライアイは、目を開けているのが辛く、目を閉じていると楽という特徴があります。

■ドライアイの原因

 ・加齢
 ・パソコン
 ・エアコン
 ・コンタクトレンズ

涙の分泌量が減る場合のドライアイの原因は加齢です。
特に中高年女性のホルモンバランスの崩れは加齢によって起こり、ドライアイを起こしやすくすると考えられています。
蒸発しやすいドライアイは、目を取り巻く環境や生活習慣が原因になります。
涙の油が出にくい場合もドライアイになりやすくなります。
パソコンをしているとまばたきの回数が減ってしまい、涙が蒸発しやすくなります。
携帯画面を見ている時や本を見ている時もまばたきの回数が減ってしまいドライアイになりやすくなります。
エアコンは乾燥した空気が出てくるのでドライアイの原因になります。
メイクをするときに、涙の穴を塞いでしまうようなメイクをするとドライアイの原因となってしまいます。

■ドライアイの予防と対処法

パソコンは、こまめに休憩を取り、画面は見下ろす位置にするとドライアイの予防につながります。
エアコンは、空調の風を目に当たらないようにし、加湿器を一緒に置いたりして保湿をするとドライアイの予防につながります。
コンタクトレンズは、レンズを清潔に保ち、装着時間を短くし、メガネも使用したりするとドライアイの予防につながります。

■市販の目薬

人工類液はさし過ぎると逆にドライアイになることもあるので、1日10回程度までを目安として使用しましょう。
目薬をさしてすぐにパチパチまばたきをするのではなく、目を閉じていると良いそうです。

■ドライアイの検査

●BUT検査:涙の乾きやすさを測り、乾燥部分が現れるまでの時間を調べます。

●染色検査

●シルマー検査:涙の分泌量を測り、涙で濡れる長さを調べます。

■ドライアイの治療法

ドライアイの治療法としては、点眼液による治療になります。
 ・人工涙液、ヒアルロン酸
 ・ステロイド
 ・ムチン・水分分泌促進薬

重症になると涙点プラグが用いられます。
涙点プラグは涙点を塞ぐ治療法です。