高尿酸血症は、血中の尿酸が多い状態状態を言います。尿酸値が7(mg/dL)以上を超えた状態が高尿酸血症になります。高尿酸血症は生活習慣と関係が深いので生活習慣の改善を行うことが大切です。高尿酸血症は尿酸を作り過ぎたり、尿酸の排泄機能が低下したりすると起こります。




■高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)について

高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)とは、血中の尿酸が多い状態をいいます。
尿酸が血液中に溶け切れなくなると、ナトリウムと結びついて尿酸塩結晶となり、それが痛風につながってしまうこともあります。
その他にも、慢性腎臓病、心筋梗塞、脳卒中といった命に関わるような病気とつながってしまうこともあります。
高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)は命に及ぶ病に結びつくこともあるので、日頃から自分の尿酸値を知っておくことが大切になります。
健康診断などの血清尿酸値(mg/dL)という項目で、尿酸値が7(mg/dL)以上を超えた状態が高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)と言われています。

■高尿酸血症は中高年の男性に多い

高尿酸血症は中高年の男性に多く、ホルモンの関係で女性の患者はとても少ないです。
男性の患者がほとんどで、約800万人もの患者がいると言われています。

■尿酸の生成と排泄のバランス

尿酸という物質は、身体の新陳代謝の結果生まれる老廃物です。
通常は1200mg程の尿酸が体内に溜められています。
これを尿酸プールと言います。
健康な人であれば、作られる尿酸の量と同じくらいの量が尿や汗として排泄されるため、尿酸プールは常に一定になっています。
しかし何らかの原因で尿酸を作り過ぎたり、尿酸の排泄機能が低下したりすると、生成と排泄のバランスが崩れてしまいます。
そのため尿酸プールが溢れて血液中の尿酸が多くなって高尿酸血症になってしまいます。

■高尿酸血症と病気・合併症

尿酸は溶けにくい物質のため、溶け切らなくなったものが身体の様々な場所で沈着して障害を起こしてしまいます。
これが関節に起こると痛風関節炎が起こり、尿路で溜まってしまうと尿路結石になり、慢性腎臓病、動脈硬化などにつながってしうことがあります。
また高尿酸血症の人は、高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常症を合併しやすく、メタボリックシンドロームなどを形成している人が多いと言われています。
この悪循環を起こした結果、心筋梗塞や脳卒中につながってしまうこともあります。



■高尿酸血症の症状

高尿酸血症は自覚症状がないため、放置してしまうことがよくあります。
血清尿酸値(mg/dL)が7(mg/dL)以上と言われたら、他の病気を合併していないかどうか専門の病院を受診した方が良いです。

■高尿酸血症の治療法

高尿酸血症の治療法としては、生活習慣の改善、薬物療法になります。
尿酸値は生活習慣と関係が深いので、まず生活習慣の改善を行うことが大切になります。

●肥満の人は痩せる(高尿酸血症の治療)
高尿酸血症の人の多くが肥満体型で、食べ過ぎや早食いの傾向があります。

●プリン体に注意する(高尿酸血症の治療)
尿酸はプリン体という物質から出来ています。
プリン体が多く含まれる食品には注意が必要です。
プリン体が多く含まれる食品には、鶏レバー、マイワシの干物、イサキ白子、あんこう肝、豚レバー、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、マアジ干物、サンマ干物などがあります。

●アルコールを控える(高尿酸血症の治療)
アルコール自体に尿酸値を上げる作用があるため飲酒はよくありません。
週に2日は休肝日をもうけることも大切です。

●水分を摂る(高尿酸血症の治療)
水分を多く摂取して尿量を多くすると、尿中に排泄される尿酸の量が増えてきます。
また運動で汗をかいた時や入浴で汗をかいた時などにも、水分補給をすることが大切です。
ただし腎臓病など腎臓の機能が低下している時は医師に相談しましょう。

●アルカリ食品を摂る(高尿酸血症の治療)
尿酸は溶けにくいですが、アルカリ性にするとやや溶けやすくなります。
尿をアルカリ化する食品が効果的で、ホウレンソウ、ゴボウ、サツマイモ、ヒジキ、ワカメ、コンブなどがあります。

●有酸素運度を行う(高尿酸血症の治療)
ウォーキングや水泳などの有酸素運動には尿酸値を下げる効果があります。
また有酸素運度には、肥満や糖尿病の予防改善効果も期待できます。
逆に筋トレなどの無酸素運動は、尿酸の酸性を上げてしまうので激しい運動は控えた方が良いです。

■高尿酸血症の薬物療法

生活習慣を改善するなどしても十分に尿酸値が下がらない場合、痛風発作を繰り返すような場合には高尿酸血症の薬物療法を行います。

●尿酸生成抑制薬
アロプリノール、フェブキソスタット

●尿酸は移設促進薬
ベンズブロマロン、プロベネット、ブコローム