急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)は重篤な病気が隠れていなければストレスを溜めず、なるべく体を動かすことが治療に効果的です。
急性腰痛症の治療法の基本は、腰に負担がかからない楽な姿勢を取ることです。




■急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)

急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)とは急激に発症した腰痛の総称をいいます。
筋肉が障害されて起こる場合もありますが、それ以外にも仙腸関節(せんちょうかんせつ)の障害、椎間板の障害、椎間関節(ついかんかんせつ)の障害などで起こる場合もあります。
通常の腰痛だと時間が経つにつれ良くなっていきます。
じっとしていても痛い、日に日に痛みが強くなる、腰痛以外にも足がしびれる、力が入らない、排尿障害がある場合は整形外科を受診しましょう。

■急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)の原因

・前屈した姿勢で重い物を持つ時
・ベッドから立ち上がる時
・歯磨きの時
・靴を履く時
・お辞儀をした時
・スポーツをしている時

急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)は前屈した姿勢で重い物を持ったときに多く発症しています。
その他にもベッドから立ち上がったとき、歯磨きのときなどでも起こります。
腰を少し前屈みにして歯磨きしている時に急性腰痛症が起こります。
スポーツでも急性腰痛症はよく起こります。
ゴルフ、野球、テニス、体操、スケートなどといった、腰を曲げたり、反らしたり、ひねったりなど急に姿勢を変えるスポーツで特に起こります。

■急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)の治療法

●楽な姿勢を取る
急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)の治療法の基本としては、痛みが強いときは腰に負担がかからない楽な姿勢を取ります。
・横向き
 ヒザを軽く曲げて、横向きに横たわります。
・低めの台に足を乗せる
 仰向けに寝てヒザを曲げて少し高く上げて楽にします。
・ヒザの下にクッション
 仰向けに寝てヒザを軽く曲げ、ヒザの下にクッションを入れます。

●動ける範囲で動く
長くじっとしていると、それが腰痛の原因になってしまうこともあります。
3日から1週間ぐらいでかなり動けるようになってきます。

●温めるか冷やすか
あきらかに骨や筋肉を痛めた時は患部を冷やします。
温めて楽になる場合もあるので、お風呂に入って痛みが和らぐようなら温めた方が良いです。

■薬物療法による急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)治療法

●非ステロイド性消炎鎮痛薬
ただし副作用として胃腸障害があるのである一定期間だけ使用します。

●抗不安薬・抗うつ薬
腰痛があると体を動かさなくなり、体を動かさないとストレスになります。
このストレスが続くと脳で痛みを敏感に感じるようになってきます。
すると腰痛がまた増強してしまい、腰痛の悪循環におちいってしまうこともあります。
そのため薬物療法により不安や恐れを楽にする抗不安薬・抗うつ薬を使用し、腰痛の悪循環を断ち切ります。

■急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)の予防法

急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)は1年後に4分の1の人が再発すると言われています。
腰に無理な姿勢を取らないことが急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)の予防に大切です。
長い時間同じ姿勢を取らないようにすることが大切です。
重い物を持ったり、ひねったりする動きに注意しましょう。
ストレスを溜めこまないことも大切です。
趣味などを含め好きなことでストレスを溜めず、ストレスを解消することが大切です。
ウォーキングなどを行い、適度に体を動かすことも大切です。
肥満は腰痛になる頻度が高くなり、腰痛の治りもよくありません。
普段から体重のコントロールに気をつけることも大切です。
急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)は1週間ほどでかなり楽になります。
重篤な病気が隠れていなければストレスを溜め込まないようにし、なるべく体を動かし急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)を予防しましょう。