フィリングインとは視野の欠けている部分を周りの風景から見えているように補正する機能です。緑内障は視神経が急速に破壊され信号が送りづらくなる病です。




■フィリングイン

そもそも人間は、片方の目で見えないところがあっても、もう片方の目で補っています。
さらに両目でも視野の欠けている部分があると、周りの風景から情報を作り出し、見えているように補正してしまいます。
それがフィリングインという機能です。

■緑内障(りょくないしょう)

人の目は、目から入った情報を網膜(もうまく)で感知し、視神経(ししんけい)を介して脳に信号を送り、見た物を認識しています。
その視神経が急速に破壊され信号が送りづらくなる病が緑内障(りょくないしょう)です。
緑内障(りょくないしょう)の推定患者数は400万人と言われています。
40歳以上の20人に1人、70歳以上では10人1人が発症していると言われています。
緑内障の根本的な治療法は見つかっていません。
いったん視神経の破壊が始まると回復することはありません。
そして最終的には失明に至ることもある恐ろしい病です。
問題は失明寸前まで視野の欠損に気付きづらいことです。
フィリングイン機能によって病を自覚できない場合があります。

■運動誘発盲(うんどうゆうはつもう)

運動誘発盲(うんどうゆうはつもう)とは、回転する強い刺激などで見つめている部分以外の場所が消されて見えなくなることをいいます。

■目の情報の取捨選択機能

外の世界の情報はものすごい量があり、それを全部目から脳に伝えると脳がパンクしてしまいます。
そのため見えている情報の内、必要な物を自動的に取捨選択するという機能がもともとあります。
例えばフロントガラスの汚れなどは、運転中必要のない情報のため意識されます。

■緑内障の早期発見

人間の目には、元々130万本もの視神経が存在しています。
これが急速に破壊されるのが緑内障という病気です。
破壊が進むと視視野が欠け始めます。
重要なのは、視視野が欠け始める前に早期発見し、治療で緑内障の進行を抑えることです。

■フリッカーテスト

フリッカーテストでは、視野が欠ける前に現れる初期段階の異常を発見できます。
その異常は、ちらつきが見えなくなることです。
明るさ、色、形など様々な情報を脳に伝える視神経の中で特に少ないのが、ちらつきを感じる視神経です。
そのため緑内障で破壊され始めると最初に数が足りなくなり異常が起こります。
その異常をチェックできるのがフリッカーテストです。

■目の衰えを早期発見するために

目の衰えや異常を早期発見するためには、時々片目ずつ景色を見比べ、同じように見えるかチェックすれば病の早期発見につながります。