加齢と共に脳細胞は少しずつ死滅し脳の萎縮が起こります。脳が萎縮し脳の機能が低下すると交通事故の危険性がアップします。

■脳の萎縮

20代の健康な人の脳の大きさは約1200ccほどですが、加齢と共に脳細胞は少しずつ死滅していきます。
70歳になる頃には1000ccほどまでに脳は減少してしまいます。
牛乳瓶1本分の脳細胞が減ってしまいます。
これこそが脳の萎縮です。
しかし脳の萎縮は、自分ではなかなか気付くことができません。

■高齢者の交通事故と脳の老化

近年、高齢者の交通事故の原因としてアクセルとブレーキの踏み間違いの事故が急増しています。
事故を起こした人に共通するのは、最後まで踏み間違いに気付かなかったことです。
つまり脳の機能低下に早く気付かないと恐ろしい事態を招いてしまう危険もあります。
だからこそ自分の脳の機能がどれくらい衰えているのかをチェックしておくことが大切になります。

■脳の老化度チェック

・煮物を作りながら洗濯物をたたんだりしていると鍋を焦がしてしまう
・立ち上がっただけでやろうとした事を忘れてしまう
・エレベーターのボタンを押し間違える

心当たりがある人は、実際の年齢以上に脳が衰えている可能性があります。

■スクエアステップ検査

スクエアステップは、高齢者の認知機能改善や体力向上を目的としたトレーニングを元に開発したテストです。
脳が萎縮すると真っ先に衰えるのが前頭葉です。
前頭葉の大切な機能である記憶力や注意力のレベルが診断できます。
テストにはマスが描かれたマットを使います。
まず先生が見本としてマットの上を一定のパターンで歩きます。
テストを受ける人は見本をよく見て記憶し、全く同じようにステップを踏んで歩きます。
左右の足の出る順番が間違っていたり、ステップを踏む場所が違った場合はしっぱいです。
スクエアステップは脳を若返らせるトレーニングになります。
様々なステップを繰り返し行うことで認知機能が向上します。