夜間頻尿は足のむくみによる水分が尿になって起こります。女性の場合は静脈瘤で夜間頻尿が起こりやすくなります。むくみ解消法・夜間頻尿解消エクササイズ。




■足に溜まった水分が夜間頻尿の原因

昼間に摂った水分が、重力の関係で下半身、特に足に溜まりやすくなります。
足のむくみが夜の尿になって、そのために夜間頻尿になってしまいます。

■動脈(どうみゃく)と静脈(じょうみゃく)のバランスと夜間頻尿

40歳以上の約2000万人が夜間頻尿の疑いがあると言われています。
1日のおしっこの量は約1500mlと言われています。
人は動脈(どうみゃく)を流れる血液が、体の細胞に水を供給しています。
いらなくなった水分は静脈(じょうみゃく)から心臓に戻っていきます。
このバランスががとれて上手くいっている間は大丈夫です。
しかし加齢や血管の機能が低下すると、静脈への血流の戻りが悪くなるために、筋肉の細胞の間などに水が溜まっていきます。

■心臓のセンサーと夜間頻尿

昼間ずっと立ち仕事をしていたり、長時間イスに座っていたりすると、重力の関係で足に特に水が溜まってしまいます。
人は横になることで、昼間足に溜まっていた水分が静脈を通って上半身に戻ってきます。
最終的には心臓の中に戻ってきます。
心臓の右心房という部屋に水分の量を感知するセンサーがあります。
ここで水分が余分になると、心臓で尿として体外に排出しなさいという命令が出ます。
そのため夜間頻尿が起きます。

■静脈瘤(じょうみゃくりゅう)

女性の場合は、静脈が原因でむくみやこむらがえりが起こる場合があります。
足の静脈には血液の逆流を防ぐための弁がついています。
しかし女性の場合は、老化や動脈硬化などによって弁が壊れやすくなります。
実際に弁が壊れている人は1千万人以上とも言われています。
弁が壊れると血液が逆流し、血液が滞ってしまいます。
すると血管がコブのように浮き出る静脈瘤(じょうみゃくりゅう)となり、水がさらに足に溜まりやすくなってしまいます。

■夜間頻尿解消のために

足のむくみが原因の一つと考えられている夜間頻尿を改善するには、起きている間に尿として排出してしまうことが大切です。
尿が膀胱に溜まるまでの時間は、約3~4時間と言われています。
そのため就寝4時間前までに、むくみを解消する必要があります。
足を心臓より高くして、足の下に溜まった余分な水分を上に上げてあげることが大事になります。

■むくみ解消法・夜間頻尿解消

頭の下と足の下にクッションを敷きます。
心臓より少し上にヒザが位置するように足を上げます。
これにより足に溜まった水分が上半身へ戻ってきます。
水分が上半身に戻るには約20~30分程度かかります。
この間にむくみ取りのエクササイズを行うと効果がアップします。
上に上げた状態で、ふくらはぎにある下腿三頭筋(かたいさんとうきん)を使う運動を行うとより効果的です。
下腿三頭筋(かたいさんとうきん)とは、ヒザの裏からアキレス腱までをつなぐ筋肉です。

■むくみ取りエクササイズ

足首をゆっくり曲げたり伸ばしたりを繰り返します。
下腿三頭筋(かたいさんとうきん)を伸び縮みさせると、その間にある足の血管が筋肉に押され、血液が上へと押し上げられます。
その血液とともに、むくんでいた水分も運び出されます。

足を高くして15分横になったら、20回足首を曲げ伸ばし、再び15分リラックスしたら、最後にもう一度20回足首を曲げ伸ばしを行います。