四肢末端型冷え性、下半身型冷え性、内臓型冷え性。冷えの原因には、熱を作る、熱を運ぶ、熱を逃がすことが考えられます。ウォーキングで冷え性改善。下半身の冷えに効くツボ「チクヒン」で冷え性改善。足指ストレッチで冷え性改善。タイプ別冷え性改善法があります。




■冷え性について

冷え性には原因が異なるいくつかのタイプがあります。
そのタイプに合った対処を行わないと、冷え性を治す事が難しいとされています。
冷えている原因が違うため、原因を改善しない限り治りません。

■四肢末端型冷え性(ししまったんがたひえしょう)

四肢末端型冷え性(ししまったんかたひえしょう)は、主に手足の末端から冷える冷え性です。
10代~30代の女性に多いタイプです。

■下半身型冷え性(かはんしんがたひえしょう)

下半身型冷え性(かはんしんかたひえしょう)は、足先から腰の下半身が冷える冷え性です。
場合によっては、冷えるために上半身が熱を持つ事もあります。
更年期障害の症状と似ています。 中高年の男性にも多いタイプです。

■内臓型冷え性(ないぞうがたひえしょう)

内臓型冷え性(ないぞうがたひえしょう)は、一見全身が冷えていないように見えますが、主に身体の中が冷える冷え性です。
身体の中が冷えているので、風に当たると極端な寒気を感じます。
年齢を問わず多いタイプです。

■冷えの原因

冷えの原因には、熱を作る、熱を運ぶ、熱を逃がすことに異常が起こる事が考えられます。
人間の身体は37度の一定の温度に保たれていますが、それは常に熱を作って、熱を運んで、余分な熱を逃がして37度の一定の温度に保っています。

■人間の体温について

人間が生きていくのに、必要最小限度の活動で、ある程度の熱が生まれます。
それだけでは足りないので、食べ物でエネルギーを補給し熱を作ります。
もう一つは筋肉を動かして熱を作ります。
作られた37度の血液を体中に送り体温を維持します。
熱がどんどん溜まっていくと高温になるので、余った熱を逃がすため、余分な熱を汗などで外に逃がし正常な体温を維持します。
熱を作る・運ぶ・逃がすのどこかに原因があるかで対処法が変わります。

■冷え性のタイプチェック

A・B・Cの3つの選択しがあります。
どれかに該当した場合は、点数を1点加算します。
1問目だけは点数を2点とします。
5問終わった時点で、最も点数が高いタイプが冷え性のタイプになります。
Aが高かった人は四肢末端型冷え性、Bが高かった人は下半身型冷え性、Cが高かった人は内臓型冷え性になります。

1:普段の手足の状態
A:手と足の先がいつも冷たい
B:手よりも足の方が冷えている事が多い
C:手足に冷えを感じるが触ってみると温かい

2:普段の汗の状態
A:あまり汗をかかない
B:顔・胸・背中など上半身にだけ汗をかきやすい
C:全身に汗をかきやすい

3:普段の食事量
A:少なめ
B:普通
C:多め

4:寒いところにいるとどこが冷えるか
A:すぐに手足の指先が冷えて、温めてもなかなか治らない
B:すぐに足が冷え、ふくらはぎや腹まで冷えることがある
C:下腹が冷えやすく太もも、二の腕も冷えることがある

5:冷えたときに起こる症状
A:頭が痛くなることがある
B:冷えると上半身や顔が火照る
C:冷えると腹が痛くなったり張ったりする



■四肢末端型冷え性改善

四肢末端型冷え性の原因は、熱がうまく作れないこと、熱がうまく運べないことにあります。
熱を作れないのは、食事の量が少ないことが原因の場合があります。
魚などの脂肪やコレステロールが少なく、タンパク質が豊富な物を摂ると、冷え性解消の効果が期待できます。
手や足先を温めても冷え性は改善されません。
首や袖から熱を逃がさないようにして体幹部をしっかり保温することが大切です。
体幹部を温めると、熱を逃がすために手足の血管が開いて熱を逃がそうとします。
すると血流が増えて温かくなります。

■適度な運動で冷え性改善

熱を作れないのは運動不足が原因の場合があります。
慢性的な疲労は、熱を作れなくなります。
そのため体温が下がって手足が冷えてしまいます。
ウォーキングなどの適度な運動を行うと代謝が上がり、熱が生み出されやすくなります。

■内臓型冷え性改善

内臓型冷え性の原因は、熱を逃がし過ぎていることにあります。
身体の表面が熱く汗をかきやすいため、どんどん熱が逃げてしまい、身体が冷えてしまいます。
外出のときは汗をかき過ぎないように、熱をこもらせない服装の工夫が必要です。
ウールのセータなど通気性のあるものでしっかりと保温し、その上から風よけのためにウインドブレーカーを着れば、通気性もよく保温もできます。
部屋の中では熱いからといって素足にならず、靴下などをしっかり履き熱を逃がさないようにします。
また内臓型冷え性は、熱を軽く汗をかく程度の運度を行えば改善が可能です。
運動によって、冷えている身体の中の温度を上げれば、自然な発汗や体温調節ができるようになり、熱を逃がしやすい体質が改善されます。

■下半身型冷え性改善

下半身型冷え性は、下半身に熱を運べていないことがあります。
下半身型冷え性の大きな原因の一つは加齢です。
加齢などによって動脈硬化が進行すると、下半身の血管が広がりにくくなることで血流が低下し、うまく熱をな古部内ため冷えてしまいます。

■ウォーキングで冷え性改善

手を大きく振りながら大股でウォーキングすると冷え性を改善することが可能です。
この歩き方をするだけで心臓のポンプ機能が向上し、冷えの改善につながります。
手足を大きく動かすことで、背中やお尻などの大きな筋肉がしっかり使われます。
するとその筋肉により、多くの血液が必要になるため、心臓のポンプ機能が鍛えられ向上します。
その結果、全身への血流量がアップし、下半身にも熱が運ばれやすくなります。
1日10分~15分、軽く汗をかく程度で行います。

■下半身の冷えに効くツボ「チクヒン」で冷え性改善

チクヒンは、ふくらはぎの内側の骨の下あたりになります。
ちょうどくるぶしからヒザの中間地点付近にあります。
このあたりを何カ所か押し、痛いところがチクヒンのツボになります。
チクヒンを押すと、その刺激が脳や脊髄を介して下半身の血管に伝わります。
すると腰から足首あたりの血管が広がり、熱が運ばれやすくなります。
1回で5秒間押すことを1セットとして、左右で5セットずつ行います。

■足指ストレッチで冷え性改善

足の指先を手で覆うように持ち、指先全体を5秒曲げます。
5秒数えたらパッと離し、5秒間そのままにします。
足の指を曲げて痛みがでるのは、血流の低下によって様々な痛みの原因物質が足先に溜まっているためです。
このストレッチは、足の指の血流を一度止めた後に開放することで、足先に勢いよく血液を流すことが目的です。
これを繰り返すことでしだいに血流がアップし、冷えや痛みが改善されていきます。
足指を5秒曲げて5秒放置を1セットとして、両足で5セットずつ行います。

■タイプ別冷え性改善法

・四肢末端型冷え性:食事や運動で熱を作る
・下半身型冷え性:運動やストレッチで熱を運ぶ
・内臓型冷え性:服装や運動で熱を逃がさない