中耳炎の治療は投薬や局所殺菌などを主体とした保存的治療法と、鼓膜切開手術などの外科的治療法になります




■耳の構造

私達の耳の構造は外耳(がいじ)・中耳(ちゅうじ)・内耳(ないじ)の3つの部分に分かれます。
耳の形をした部分を耳介(じかい)と呼び、そこから鼓膜までを外耳道(がいじどう)と呼び、耳介(じかい)から鼓膜までが外耳(がいじ)になります。
鼓膜から内耳(ないじ)までが中耳(ちゅうじ)になります。 中耳(ちゅうじ)には耳小骨(じしょうこつ)という小さな骨があり、鼓膜の振動を内耳に伝えています。
一番奥にあるのが内耳(ないじ)です。
内耳(ないじ)には音を受け取る蝸牛(かぎゅう)と平衡感覚を司る三半規管があります。
耳介(じかい)で集められた空気の振動は外耳道(がいじどう)を通って増幅され鼓膜に到達して鼓膜を振動させます。

■中耳炎

鼓膜から耳管の入口は線毛上皮に覆われていて外部から進入してきた細菌を排出する働きがあります。
通常、進入してきたウイルスや細菌はこの線毛の働きによって排除されますが、ウイルスや細菌の数が多かったり、細菌の毒性が強かったりした場合、線毛の働きでも排除しきれず中耳炎になってしまいます。
中耳の粘膜にはたくさんの血管があります。
粘膜が炎症を起こすと血管の壁の透過性が高まり、血管の中の水分がどんどん出てくるようになります。
進入してきた細菌は白血球により退治されます。
つまり膿は闘いで崩壊した白血球や細菌の集まりで、炎症によって生じた膿はどんどん蓄積されていきます。
炎症が強くなるにつれて中耳の中の膿などがどんどん溜まっていき、鼓膜を押すようになります。
鼓膜は知覚の敏感な組織のため押されることで強い痛みが生じます。
このため中耳炎になると痛みが生じてしまいます。

■中耳炎の症状

 耳痛
 耳だれ
 耳閉感
 難聴
 耳鳴

■中耳炎の治療法

中耳炎は鼻やノドとも関係しているため、耳・鼻・ノドを治療していくことが長引かせないための基本となります。
中耳炎の治療は投薬や局所殺菌などを主体とした保存的治療法と、鼓膜切開手術などの外科的治療法になります。