片頭痛の特徴としては、痛みに脈打つような拍動感がある、片頭痛発症中に頭皮などの動脈を圧迫すると痛みが軽減される、音・光・におい・振動などによっても痛みが強くなる等があります。




■片頭痛について

片頭痛は頭皮や頭にある動脈が拡張して押し広げられる時に起こる痛みです。
痛むときに血管を押さえると痛みが緩和されるように感じることもあります。
血管の広がりが片頭痛の誘因となり、人ごみや炎天下でも注意が必要です。
側頭部に痛みが起こることが多く、次に後頭部が多くあります。
高齢になると片頭痛が軽くなることが多いですが、50歳代くらいまでは痛みは軽くなりますが頭痛の頻度が高くなり、頭痛の発症時間も長くなる傾向があります。

■片頭痛が発症する状況

酸素不足、発熱、運動、飲酒、緊張の緩和、発汗、寝過ぎ、寝不足、ストレスの合間、月経

■片頭痛の特徴

痛みに脈打つような拍動感がある。 片頭痛は遺伝的傾向が強く、親や兄弟等に同じような頭痛がある場合が多い。
一般的に20代半ばくらいから痛みが強くなって30代でもっとも強くなります。
頭痛の起こる日と起こらない日が明確で、突然発作的に起こります。
前ぶれがあり、目がチカチカするなどの視覚の異常などが起こります。
自覚症状がなくても首筋や肩の張り、生あくびなどが起こったりすることがあります。
頭の片側が痛むことが多くありますが、両側が痛むときもでも左右差があります。
音・光・におい・振動などによっても痛みが強くなり、痛みが発症すると静かで暗く涼しい場所で過ごしたくなります。
片頭痛発症中に頭皮などの動脈を圧迫すると痛みが軽減されます。
女性の場合は妊娠中には頭痛が軽減し、出産後に痛みが強くなることがあります。
60代以上で痛みが軽快したり消失することが多く、70代以上でほぼ消えてしまうそうです。

■片頭痛の種類

慢性片頭痛:2日に1日以上痛みが起こる
片頭痛重積発作:72時間から、1~2週間も痛みが続く
脳底型片頭痛:頭の痛みの左右差がなく両目の奥が痛んで目眩(めまい)を伴う
小児片頭痛:小児に現れる



■片頭痛の治療

基本的な片頭痛の治療は薬物療法になります。
症状が軽い場合は市販の薬での治療になります。
片頭痛は個人差が多くあり、薬が合う合わないということもあり、医師による治療が大切です。

●鎮痛薬(ちんつうやく)
鎮痛薬(ちんつうやく)は痛みは抑制してくれますが、血管には作用せず症状を完全に抑えることが難しい。
副作用としては胃腸障害があります。

●エルゴタミン
エルゴタミンは前兆の段階で服用し、痛みが起こってから服用しても大きな効果は期待できません。
吐き気が起こる場合は吐き気を抑える薬を一緒に服用します。
血管を収縮する薬のため狭心症・心筋梗塞・脳梗塞等の虚血性疾患のある人には使用できません。

●トリプタン系の薬
トリプタン系は頭痛発症時に痛みを止める薬です。
24時間以内にエルゴタミンと相互に服用はできません。
エルゴタミンより有効率が高いが、少し高価になります。
血管を収縮する薬のため狭心症・心筋梗塞・脳梗塞等の虚血性疾患のある人には使用できません。

■頭痛予防薬

片頭痛の起きる回数を減らし、痛みの程度を軽くする薬です。
毎日服用することが原則となります。
比較的安全性が高いですが、効果が出るまでに約1ヶ月ほどかかり、効果も個人差があるという欠点があります。
長く使うと効果が低下することがあります。

●抗うつ薬(頭痛予防薬)
うつ病患者の3分の1から2分の1の量を服用すると痛みが軽減することがあります。

●ステロイドホルモン(頭痛予防薬)
ステロイドホルモンは女性の月経時に起こる頭痛に有効。
長い時間使用すると副作用が出ることがあるので、短期間で用量を守り服用することが必要です。

●ボツリヌス毒素の頭皮注射(頭痛予防薬)
海外で多く実施されていて、軽度の改善を含めると有効率は80%を超えているそうです。
ボツリヌス毒素の活用は美容外科のシワ伸ばしで知られています。

●その他頭痛予防薬
カルシウム拮抗薬、β遮断薬、バルプロ酸、ビタミンB2