飲み過ぎると2週間で脂肪肝に。お酒を飲んだら水分を摂る。お酒を飲んだらすぐに寝ないでしばらく起きている。タンパク質が不足が脂肪肝の原因に。脂肪肝の改善にはカロリーを制限し有酸素運動を行う。
C型肝炎ウイルスは注射薬で3人のうち2人は身体から除去できます。

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■肝臓について

肝臓には、脂肪や糖質などの栄養素を分解吸収する働きがあります。
しかしお酒を飲むと毒性のあるアルコールの分解を優先してしまい、その作業にかかりっきりになってしまいます。
その結果、脂肪などの分解が後回しになり、脂肪がみるみる溜まってしまいます。

■肝臓の再生能力

肝臓は3分の2を切除しても再生するそうです。
3分の1だと1ヶ月で倍になり、3ヶ月経つと元の大きさに戻るそうです。
子供の肝臓は再生力が強いので1ヶ月で元に戻るそうです。

■脂肪肝

肝臓がお酒1合(ビール中瓶1本)を分解するのにかかる時間は約4時間にもなります。
夜9時に3合開ければ、12時間後の朝9時までアルコール分解作業をさせることになります。
それまでの12時間の間は脂肪は分解されず肝臓に残ったままになります。
そこに食事やお酒を摂れば脂肪は溜まる一方です。
これを繰り返すうちに脂肪肝になってしまいます。
健康な肝臓は脂肪である白い部分は3%ほどですが、脂肪肝になるとその10倍で30%以上も脂肪が溜まった状態になります。
1日に日本酒5合以上を毎日飲む状態だと、人によっては1~2週間単位で肝臓に脂肪が溜まってくると考えられています。
さらにアルコールには肝臓の細胞を破壊する作用もあります。
健康な肝臓を保つには、お酒とうまく付き合うことが重要です。

■お酒を飲んだら水分を摂る

お酒を飲むと血中のアルコール濃度が高くなり、肝臓の負担が大きくなります。
このとき水分を補給すると血中のアルコール濃度が下がり肝臓の負担が軽減されます。
反対に汗をかく半身浴などは逆効果になります。
水分が減ってアルコール濃度が上がり、肝臓の負担がよけいに大きくなってしまいます。

■お酒を飲んだらすぐに寝ないでしばらく起きている

アルコールを早く抜くにはしばらく起きている方が良いそうです。
お酒を飲んだ後に4時間寝た場合と起きていた場合を、呼吸中のアルコール濃度を比較する実験では、睡眠を取った直後のアルコール濃度は起きていた場合の2倍になったそうです。
つまり睡眠中はアルコール濃度の分解が遅くなることが判明しています。
起きている間は肝臓もしっかり働いてアルコールを分解してくれますが、睡眠中は肝臓も休んでいるので分解速度はだいたい普通の場合の2分の1に下がることが分かっています。
翌日運転するような時は、12時間前までに飲み終えることが大切です。

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■肝臓の男女の違い

肝臓のアルコールを処理する能力は、女性の方が男性より低く、男性の半分から3分の2くらいまでもアルコールの障害が起きてきます。
期間も女性の方が短くて、肝臓の障害が起きてくることが分かっています。

■タンパク質不足と中性脂肪

通常肝臓内の中性脂肪は、タンパク質と結びついて血液中に放出されます。
ところがバランスの悪い食生活でタンパク質が不足すると中性脂肪が放出されず肝臓に溜まり脂肪肝になってしまいます。
アフリカなどで飢餓に苦しむ子供たちも脂肪肝だといいます。
脂肪肝は飽食が原因のイメージがありますが、極端な栄養不足でも脂肪肝が起こってしまいます。

■GOT・GPT・r-GPT

肝臓の細胞が壊れると血液に流れ出すため、数値が高ければ肝機能異常の可能性があります。
もともと肝細胞にはGOTの方が多く含まれています。
しかし肝臓に障害が起き細胞が壊れると、これらのバランスが崩れてしまいます。
つまり正常範囲内でもGOTよりGPTの方が高い場合は、肝臓の異常が考えられます。
1回の検査では問題ないが、何度もGPTの方が高いと肝機能異常の可能性があります。

■脂肪肝の改善方法

カロリーを制限し、有酸素運動を行う。
1ヶ月ほどで改善します。

■肝臓ガン

お酒が原因の肝臓ガンは2~3%ほどだそうです。
肝臓ガンは別名アジアガンと呼ばれるほどアジアに多く、日本の患者数は世界のトップクラスになります。
かつては患者の多くが40代以上の男性だったため、お酒の飲み過ぎが原因と考えられていました。

■B型・C型肝炎ウイルス

肝臓ガンの原因のなんと9割がウイルス感染によるものだと言われています。
特にC型肝炎ウイルス・一部B型肝炎ウイルスに感染した人は高率で肝臓ガンになっています、 つまりアルコールだけが原因の肝臓ガンはわずか2~3%。
現在B型・C型肝炎ウイルスの感染者は、推定300万人以上いると言われています。
そしてその8割以上の人が肝炎ウイルスの感染に気づいていないと考えられています。
肝臓ガンの原因となるB型・C型肝炎ウイルスは、主に血液で感染します。
中でも肝臓ガンの危険が高いのはC型肝炎ウイルスです。
肝炎ウイルスを持っている人の発ガンリスクは約200~300倍にもなるそうです。

■肝炎ウイルスの検査

感染の確認は血液検査で分かります。
自治体によっては無料の場合もあります。
肝炎ウイルスの検査は、特別な感染の危険がなければ一生に一度の検査で問題ないそうです。

■C型肝炎ウイルスの治療法

3人のうち2人は肝炎ウイルスを身体から除去できます。
ウイルスの増殖を抑え、駆除する注射薬が効果を上げています。

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