痛み・病気対策では、痛みや病気に関する情報をご紹介。知っていて良かったという健康情報をご紹介!

慢性副鼻腔炎の治療法について!保存療法と手術療法

  • HOME »
  • 慢性副鼻腔炎の治療法について!保存療法と手術療法
保存療法による慢性副鼻腔炎の治療法には、鼻腔内清掃、副鼻腔洗浄、ネブライザー治療、薬物療法など。
手術療法による慢性副鼻腔炎の治療法には、鼻外上顎洞手術法、鼻外前頭洞手術法、内視鏡下鼻内副鼻腔手術など。

スポンサーリンク


■慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)について

■慢性副鼻腔炎の治療法

慢性副鼻腔炎の治療法としては、保存療法と手術療法があります。
治療は症状の程度、患者の年齢、鼻ポリープの有無などから判断して治療法を選びます。
薬物療法ではマクロライド系抗生物質を投与するマクロライド療法が一般的です。
手術療法には切開手術と内視鏡手術があり、内視鏡手術には内視鏡下鼻内副鼻腔手術と画像支援ナビゲーションによる内視鏡下鼻内副鼻腔手術があります。

■保存療法による慢性副鼻腔炎の治療

保存療法には局所療法と薬物療法があります。
局所療法には、鼻腔内清掃、副鼻腔洗浄、ネブライザー治療があります。
●鼻腔内清掃による慢性副鼻腔炎の治療
鼻腔内清掃とは鼻腔内に蓄積された鼻汁や膿を吸引して清掃し、塞がった孔を開きやすくします。
鼻腔内清掃により換気が改善され、分泌物を排出します。

●副鼻腔洗浄による慢性副鼻腔炎の治療
副鼻腔洗浄とは、上顎洞穿刺洗浄法(じょうがくどうせんしせんじょうほう)とも呼ばれるもので、副鼻腔の中で一番大きな空洞の上顎洞に針を刺して行います。
まず鼻腔内の粘膜に麻酔をし、下鼻道から上顎洞に太い針(穿刺針)を刺します。
そして抗生物質を混ぜた生理食塩水を注入し、内部に溜まった膿を吸い出して洗浄し治療します。
洞内をきれいにすると早期の治癒につながります。
場合によっては吸い出した物質を検査して悪性疾患の鑑別も行います。

●ネブライザー治療による慢性副鼻腔炎の治療
ネブライザー治療とは噴霧器による吸入治療になります。
ネブライザーは耳鼻科でよく使われますが、薬や水を霧状にして鼻や口から吸い込むようにする装置です。
抗生物質などの薬剤を鼻腔から副鼻腔に送り込み急性副鼻腔炎の炎症を改善します。
細かい粒子の霧状にして副鼻腔まで届きやすくし、鼻腔や咽頭などの複雑な場所にも薬や水を届けて治療することできます。
噴霧や吸入であれば薬の量が少なくて済み、大部分は粘膜で代謝分解されて体内にはほとんど入らず、副作用が少なくて済みます。

スポンサーリンク

■薬物療法による慢性副鼻腔炎の治療

薬物療法ではマクロライド系抗生物質を投与するマクロライド療法が主に行われます。
マクロライド療法では、マクロライド系抗生物質を少しずつ長期間投与し、さらに粘膜線毛機能改善薬、消炎酵素薬、漢方薬などが組み合わせて行われます。
抗生物質にはペニシリン系、セフェム系、テトラサイクリン系、マクロライド系がありますが、マクロライド系抗生物質には細菌のタンパク質の合成を阻害して増殖を抑える静菌作用があります。 マクロライド系抗生物質には、他に鼻汁を抑え線毛運動を改善する作用、炎症を起こす物質の分泌を抑える作用もあり、少量を長期間使用することで改善効果が期待できます。

■手術療法による慢性副鼻腔炎の治療

保存療法で改善効果が期待できない場合は手術療法が検討されます。
手術療法には、顔面を切り開く切開手術と内視鏡手術があります。
現在では内視鏡手術が主流となっていますが、進行して重症の場合は切開手術が行われることもあります。
切開手術は、術後に顔の腫れや唇のしびれなどの後遺症が現れることがあります。

●鼻外上顎洞手術法(びがいじょうがくどうしゅじゅつほう)
歯肉にメスを入れて少し持ち上げ、上顎洞の前の骨を露出させます。
上顎洞に穴を開け洞内の膿や肥厚した炎症性粘膜を取り除きます。

●鼻外前頭洞手術法(びがいぜんとうどうしゅじゅつほう)
目の上の部分を切開して皮膚を広げて骨を出し、骨の一部を摘出して洞内の炎症性粘膜を剥離除去し、摘出した骨を元に戻します。

●内視鏡下鼻内副鼻腔手術
内視鏡下鼻内副鼻腔手術は、鼻内より内視鏡を使って行う手術で、直径4ミリほどの金属製の細い管の硬性内視鏡を使い行います。
内視鏡を鼻腔内に挿入し、内視鏡に付けたカメラの映像をテレビモニターに写し出しながら、鉗子(かんし)や吸引管などの器具を操作して手術を行います。
炎症を患った病的な粘膜を除去し、副鼻腔の換気と排泄が出来るようにします。
鼻腔と副鼻腔との間の通りをよくして副鼻腔の換気を改善し、溜まった膿や分泌物が排泄しやすいようにすることが目的になります。
この手術療法では、手術が60%、術後治療が40%になり、手術後も半年程の経過観察が必要になります。
内視鏡手術は、大きな切開や顔への切開を行わないため患者さんへの体の負担が少なくて済みます。

●画像支援ナビゲーションによる内視鏡下鼻内副鼻腔手術
画像支援ナビゲーションによる内視鏡下鼻内副鼻腔手術は、さらに安全に手術が行えるように開発されたものです。
はじめにヘッドセットを患者が装着してヘリカルCTを撮影を行います。
ヘッドセットにはマーカーがついていてマーカーと患者の副鼻腔の位置関係がコンピューターに入力されます。
手術はヘッドセットを装着して行われます。
画像支援ナビゲーションシステムにより、モニターには通所の鼻内内視鏡映像と今どこを操作しているかが、手術前に撮影されたCT画像上に示されます。
画像支援ナビゲーションによる内視鏡下鼻内副鼻腔手術では、病変が強く出血が多い場合、既往の手術で副鼻腔形態が変貌している場合、手術前の画像診断で得られた情報だけでは判断がつきにくい場合でも、眼窩や頭蓋骨を破損したりする危険を回避でき、安全で適切な手術操作が行えるようになります。
画像支援ナビゲーションによる手術は、慢性副鼻腔炎の他にも副鼻腔嚢胞(ふくびくうのうほう)、副鼻腔腫瘍でも行われます。

■子供の場合の慢性副鼻腔炎の治療法

子供の場合の治療は、副鼻腔が発育途上で成長とともに大きくなっていくので薬物療法による保存療法が基本になります。
子供の副鼻腔炎は成長すると自然に治ることもあり、成長に合わせた治療が必要になります。
手術は副鼻腔の発育が完了した後に検討します。

スポンサーリンク

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
PAGETOP
Copyright © 痛み・病気対策! All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.