「字は人なり」といい、美しい字は書いている人の印象を格段にアップさせてくれます。
さらには自信が付く、コミニュケーション能力が付くなどの効果も期待できます。
美文字になる方法としては、真っ直ぐ線を書く美文字法、美文字になるヒジと小指の使い方、「の」の字美文字法、永字八法による美文字法、「春」の字美文字法、「す」の字美文字法、「すしの字美文字法、美文字の大きさの黄金比率などがあります。




■美文字について

美文字とは読みやすく分かりやすい字のことをいいます。
美文字には心技体の3つが大切だといわれています。
数をこなせば字が上手くなると思っている人も多いですが、字は大切な人がいて、その人に伝え、そのために体勢を整え、そこで初めて技術が伸びるといわれています。

■最初に宛名を書くと美文字になる

宛名を付けることによって、相手が読みやすいようにと自然ときれいな字になります。

■姿勢を正すと美文字になる

背筋をしっかり伸ばし、おへそから指3本ぐらい下のところに少し力を入れると、良い姿勢がキープできます。
体は机から握り拳一個分離し、紙は机の縁から握り拳一個分開けて置くようにします。
斜めになったり、体が曲がった状態で書くのは悪筆のもとになります。
美文字の始まりは正しい姿勢からがポイントになります。

■字が汚くなる原因

●緊張して文字が汚くなる
緊張して筆圧が高くなり文字が汚くなります。
文字が右上がりになるのは少しまじめな人に多くみられます。

●無意識に文字が汚ない
バランスが悪くなったりまとまりがないので一貫性がなく、読みづらい字になってしまいます。

■真っ直ぐ線を書いて美文字になる

紙とペンを用意し、縦に直線を引きます。
実は字がへたな人は、線を真っ直ぐに引けません。
直線を書く動作は、美文字につながる腕の動きと関係があります。
美文字になるには、ヒジの使い方と小指の使い方がポイントになります。

■ヒジを正しく使うと美文字になる

きちんとヒジを上下に動かすことで上から下になめらかに動いて、真っ直ぐな線が書けるようになります。
悪筆で多いのはヒジを固定したまま書く人です。
ヒジを支点にして書いてしまうので、字が歪む原因になってしまいます。
字が右肩上がりになる人や丸文字になる人は、ヒジが動いていない可能性があります。
視野が狭くならないよう、ヒジを体と同時に動かしながら書くとよいです。

■小指を正しく使うと美文字になる

小指を丸め軽く力を入れると、手の筋肉が少しふくらみます。
このふくらんだ筋肉をしっかり土台にして動かすと、きれいにペンが動きます。
筆圧が高く手が疲れるような人では、親指・人差し指・中指の3本でペンを支えている可能性があります。
小指でしっかり支えることで安定した字を書くことができます。



■美文字簡単練習法

A4サイズの白い紙を用意します。
紙を半分に折ることを4回繰り返します。
続いて紙を広げて折り目を伸ばします。
紙の中心の折り目を自分のへその位置に合わせ姿勢を意識します。
ペンを持ち、折り目に沿って線を引きます。
ヒジと小指に気をつけながらこの練習をするだけで美文字の効果が期待できます。

■美文字のコツは中心線にある

美文字は文字の中心の線を捉えることが大事になります。
直線を引く練習は、行の中心がイメージでき、真っ直ぐに揃った文字を書くことができるこ効果もあります。
左右対称の漢字や中央に直線がある漢字など、左右の長さを均等にするだけで美しいバランスのとれた文字になります。
ちなみに横線は横書きの練習になります。
横線は文字の下側を直線上に揃えるように書くと、真っ直ぐ書くことが出来ます。

■「の」の字で美文字力アップ

ひらがなは曲線が多いので「の」の字をつなげるようなつもりで螺旋(らせん)を書いていきます。
これは曲線をなめらかに柔軟に書く練習になります。
筆圧が高いとペンが動かなかったりします。

■永字八法(えいじはっぽう)で美文字力アップ

「永」の字は漢字の基本となる八つの線から出来ています。
「永」の字の八つの線は全ての漢字に応用できることから永字八法(えいじはっぽう)といわれています。
「永」の字をマスターすれば左払いや点などすぐに美文字に活かすことができます。

●「永」を美しく書くポイント
・間を取る
・直線を真っ直ぐ引く
・左払いより右払いを長く書く

しっかり点を打ったら少し離してすぐい上げ、真っ直ぐしっかり書き、ゆっくり跳ね上げます。
三画目はすくい上げ、また休んで払います。
四画目は筆を斜めにつながるように左払いをし、最後に中心から右下にゆっくりと払います。

■「春」の字で美文字力アップ

・線の長さは左右均等にする
・左より右払いの高さが下
・余白の幅を揃える

三本線のうち二本を揃えて、三本目を長く書きます。
このとき余白は均一になるように書きます。
続いて中心を意識して左払いは伸びやかに、右払いは下がるように書きます。
中心に目を書きますが、間の余白を均一に書くとバランス良く書けます。

■「す」の字で美文字力アップ

ひらがなの中でも「す」は頻度がとても高いです。
頻度の高いものをおさえると文字全体がかっこよく見えるようになります。
「す」は「寸」が基になっているので、寸を意識して書くときれいな逆三角形の形で書けます。
むすびめも少し縦長にして、払いぬけることろは短めにします。

■「し」の字で美文字力アップ

ひらがなの中でも「し」は頻度がとても高いです。
左上から入り、字の中心のところでいったん休み、ゆっくり払い上げます。
「し」は頻度が高いので左上から右下に伸ばした様に書くと達筆に見えます。

■美文字の大きさの黄金比率

漢字は10、カタカナは8、ひらがなは7の大きさで書くと、文字にメリハリが出てきれいに見えます。

■きれいな文字の書き方、きれいな筆ペンの書き方!美文字トレーニング!