日本人が1日の中で座っている時間は約9時間といわれています。
座り過ぎは喫煙と同じくらい悪習慣といわれ、1時間座り続けると寿命が22分縮むともいわれています。
耳石(じせき)には体の傾きを知る機能の他に筋肉に刺激を与えて筋力低下を予防している働きもあります。
また耳石は自律神経とも深く関わっているため体に様々な状態に影響を及ぼしています。
ガッテン情報より




■耳石(じせき)について

耳石(じせき)は耳の奥の内耳(ないじ)の奥にあります。
耳石はゼリーのようなものに包まれたたくさんの毛の上に乗っています。
耳石は重力を感知する装置でもあります。
体が傾くと耳石が重力に引っ張られて毛が倒れ、その信号が脳に送られ体の傾きを知ることができます。
この耳石が縦と横についているおかげで前後左右上下とあらゆる傾きがわかります。

■耳石と筋肉の関係

実は耳石は全身の筋肉とつながっています。
体の傾きを耳石が察知するとその情報がすぐさま筋肉に伝えられ、筋肉は力を入れてふんばることができます。

■座り過ぎは耳石の機能が低下する

座っているとき耳石はほとんど動きません。
座っている状態は、活発に体を動かしたり立ち上がったりするような行動をしている場合に比べるとはるかに耳石の動きは少なくなります。
私たちが生きていくために重力は不可欠ですが、イスから立ち上がらなければ死んでいるも同然だともいわれています。

■座り過ぎによる様々な健康リスク

・糖尿病
・心臓病
・がん
・早死に
・認知機能の低下
・骨密度の減少
・免疫力の低下
・血しょう量減少
・反射の異常
・倦怠感
・むくみ
・ホルモンの減少
・関節痛
・尿失禁
・背中が曲がる
・脂質代謝の異常
・失神
・睡眠障害
・抑うつ
・血圧調整の乱れ
・持久力の低下



■耳石は自律神経と深く関わっている

座り過ぎると糖尿病や心臓病など様々なリスクを高めてしまいます。
耳石は自律神経とも深く関わっているため体に様々な状態に影響を及ぼします。
耳石が異常になる病気でめまいがあります。
めまいを起こしている人は血圧が上がったり、不眠になったりと全身に悪影響を及ぼしますが、それと同じようなことがいえます。

■座り過ぎが体の老化につながる

耳石は全身の自律神経ともつながっています。
自律神経は内臓や血管の働きをコントロールする神経です。
耳石がよく動くと自律神経の働きも活発になり、心臓の働きや血流がよきなります。
細胞の働きも活発になって血液中の脂肪やコレステロールがたくさん消費されます。
そのため逆に耳石があまり動かないと自律神経の働きが衰えて心臓の働きや血流が悪くなり、脂肪やコレステロール代謝が低下し増えてしまいます。
座り過ぎが様々な体の老化現象を引き起こします。

■耳石は体の重要な部分をコントロールをする老化スイッチ

耳石は人間が重力のある地上で生活するためには欠かせないものであり、近年の研究では耳石は姿勢を保つだけではなく、免疫・代謝・筋肉・骨などにも影響を及ぼしていることが分かってきています。
耳石は活動が少ないと機能が衰えていきますが、活動を戻すと早く回復します。

■30分に一度立ち上がり耳石を刺激

立つだけでも耳石が動き刺激されます。
NASAの研究では1日に32回立ち上がる人が病気になりにくいという報告があります。
8時間睡眠で起きている時間を32回で割ると、30分に1回立ち上がる動作を行うと良いという結果になります。

立ち上がれなくても頭を持ち上げるだけでも耳石を動かす効果が期待できます。