肩甲骨の歪みと肩こりの関係についてご紹介します。
肩こりには3つのタイプがあり、それぞれに合った治療法を行うことが大切になります。
肩甲骨が開いていることが原因の肩こり、肩甲骨が前に傾いていることが原因の肩こり、肩関節自体の異常が原因の肩こりがあります。
フローズンショルダー・五十肩に適切な治療が必要です。




■肩こりの原因

肩こりは肩甲骨(けんこうこつ)の歪みに原因があると考えられています。

■肩こりチェック法(肩甲骨が開いていることが原因の肩こり)

手と両肘を合わせます。
その状態で真っ直ぐ上に上げます。
ヒジがアゴの高さまでいけば肩こりの問題はありません。
ヒジがアゴより上がらない人は肩甲骨が開いていることが原因の肩こりの可能性があります。
この肩こりはパソコンやスマホなど長時間猫背の姿勢でいると起こりやすい肩こりです。

●このタイプの肩こり改善法
握りこぶしを腰に当てます。
ヒジを後ろにして3秒間キープします。
こぶしを転がすようにするとやりやすいです。
1日朝昼晩に10回ずつが目安になります。

■肩こりチェック法(肩甲骨が前に傾いていることが原因の肩こり)

手を横に広げます。
片足で立って、反対側は90度ヒザを曲げます。
この姿勢を10秒間キープします。
少しでもよろけたりしたら肩甲骨が前に傾いていることが原因の肩こりの可能性があります。
これは背骨の歪みに関係していて、重心がズレて倒れやすくなります。
この肩こりになっている人は、どちらかの肩にカバンなどをいつもぶら下げていたり、どちらかを下にして寝ていることなどが原因と考えられます。

●このタイプの肩こり改善法
手のひらを合わせて真っ直ぐ上に上げます。
左に腰を傾けて5秒間キープします。
真ん中に戻します。
右に腰を傾けて5秒間キープします。
左右5回ずつ行います。
1日朝昼晩に左右5回ずつが目安になります。

■肩こりチェック法(肩関節自体の異常が原因の肩こり)

両肘を直角に曲げます。
脇を閉めたまま腕を外側に開きます。
45度以上開かない人は、肩関節自体の異常が原因の肩こりの可能性があります。

●このタイプの肩こりは特別な治療が必要です
肩の内視鏡手術など。

■フローズンショルダー(凍結肩)

フローズンショルダーとは、日本では五十肩と呼ばれる症状で重度の肩こりの原因になります。
腕を上げるときは上腕骨を動かすことで腕が動きますが、筋肉への過度の負担や加齢などが原因で腕を動かす筋肉が炎症を起こします。
すると炎症を起こした筋肉が骨と癒着して上腕骨が凍ったように動かなくなります。
これがフローズンショルダーです。
この状態で腕を上げると肩甲骨がハの字に開いてしまい、この歪みによって周囲の筋肉に負担がかかり痛みが発生します。

■肩こり治療の名医(2016年11月時点)

東京荒川区
東京女子医科大学 東医療センター
整形外科医 肩関節外来
神戸 克明(かんべ かつあき)先生
肩関節外来では、激痛で夜も眠れないひどい肩こりや五十肩など日常生活に支障をきたす肩の痛みに特化した治療を行っています。